中国の経済成長率 9.5%

中国の去年1年間の経済成長率(けいざいせいちょうりつ)は9.5%と、政府の経済抑制政策(よくせいせいさく)にもかかわらず、前の年をさらに上回(うわまわ)りました。

これは、中国国家統計局(こっかとうけいきょく)の李徳水局長が今日(2005年1月25日)、北京で記者会見(きしゃかいけん)し明(あき)らかにしました。それによりますと、中国の去年1年間の経済成長率は、9.5%で前の年の9.3%をさらに0.2ポイント上回わりました。産業別(さんぎょうべつ)の成長率は、農業(のうぎょう)など第1次産業は、6.3%にとどまっていますが、工業を中心とした第2次産業は、11.1%と大きく伸び、サービス業など第3次産業も8.3%と高い伸びを見せています。中国の行政当局(ぎょうせいとうきょく)は、経済の過熱(かねつ)を押さえるため、去年春から不動産投資(ふどうさんとうし)などに対する引き締めを行いましたが、それでも設備投資などを含めた固定資産投資は、25.8%と顕著(けんちょ)な伸びを示しました。また、中国の去年の貿易総額(ぼうえきそうがく)は輸出入(ゆしゅつにゅう)あわせて1兆1547億ドルと、前の年を35.7%も上回り、外貨準備高(がいかじゅんびだか)も、6099億ドルと前の年を2000億ドル以上も上回りました。一方、去年の消費者物価上昇率は、3.9%と前の年の上昇率を1ポイント以上、上まわりました。特に穀物(こくもつ)の値段の上昇が顕著で、26.4%も値上がりするなど好調(こうちょう)な経済成長の一方で、庶民(しょみん)の生活にも新たな影響が出始(ではじ)めていることがうかがわれます。